今年は「"共産主義化"と浅間山荘銃撃戦」としてあった連合赤軍問題の30周年の年です。あれから30年経つもこの問題は未解決なまま尾を引き続け、日本民衆運動の無視し得ない大きな隘路としてあり続け、未だ民衆運動停滞の重要な一因ともなっています。
この問題についてテレビ、映画、本、雑誌等メディア、ジャーナリズムは大体的に取り上げ、民衆の間でもいろいろと議論されていますが、「光の雨」等一部気骨ある試みも出始めていますが、未だ「連赤問題総括」は体制側に大体は独占されているのが現状といえます。
かかる時期、状況で、この問題について各方面、各界、各世代の有識者、運動家、思想家或いは当事者、関係者諸氏が出来る限り集まり、討論したり、そのような人々の意見が広く集められたりする必要があります。
そして、かかる総力的に結集された英知によって、この問題の軌跡・全体像、原因、克服方向が明瞭にされ、二度とこのような問題が起こらないように、決着づけるような正しい見解が確立し、それが様々な民衆運動停滞打破の突破口に連動して行けば、と思います。権力側に独占された「連合赤軍問題総括」を民衆側に奪還することが目指されるべきです。
そのための場・プロセスと集約のための集会が必要であると考えます。
僕はこの30年間、この問題に責任をとり、問題解決を目指すべく、「元赤軍派議長」の看板を掲げ続け、この問題を考え続けてきましたが、かかる30周年の課題を思うにつけ、この間考え続けてきたことを公表(別紙)し、広く討論を呼び起こすためのたたき台として提案したく思っております。或いはこの集会実現の暫定的な推進役、発起人を担わせて頂ければと思っております。
又かかる課題の一定の解決を付けることで闘いに倒れた12(14)名の同志達やその遺族の方々の追悼、復権、慰謝、「被告」とされ、弾圧され、亡くなったり、死刑や無期等極・重刑攻撃を受けている仲間への思いやり、追悼、支援、反弾圧の連帯、又立場は違え、運命の巡り合わせで亡くなった民間人や相対峙し亡くなった警察官個々人への供養をもはかりたく思っております。
どうか心ある人々が実行委員会に広く参加され、意見が広く集まり、集中的な情報収集、調査、学習、研究、討論がなされて行く中で、この問題の解決方向が見出され、集会が成功するよう実行委員会起ちあげにご協力、ご参加下さい。